◯ 鍼灸治療の目的
人体の陰陽の不調和及び“気血水”のバランスを調えることで、本来人間がもっている自然治癒力の働きを高めます。
病気そのものを“部分的”に診るのではなく、人間の身体を“全体”として診、そのバランスを調整することで治癒に向かっていく、いわば「全体治療」なのです。
◯ 鍼灸の治療効果
1.自律神経系への作用
鍼灸の刺激は、自律神経である交感神経と副交感神経に働きかけ、伝達物質アセチルコリンやノルアドレナリンの量を調節することにより、内臓の機能をアップさせ身体の様々な不調を緩和させる効果があります。
2.免疫系統への作用
鍼灸の刺激は、免疫機能をつかさどるリンパ球やガンマグロブリンの産生を促し、体内の抗体を強化させることによって、自己の免疫力を高める働きがあります。
3.内分泌系への作用
鍼灸の内分泌系への及ぼす作用としては、様々なホルモンの分泌量を調節します。例えば、副腎皮質ホルモンに働きかけることにより、抗炎症やアレルギー症状を抑えます。この他にも、糖代謝作用や胃酸分泌抑制などがあります。
◯ 鍼灸治療の方針
当院では、東洋医学をベースに鍼灸治療を行っております。そして、治療に際して最も重要なのが、八綱弁証にある「陰陽・虚実・寒熱」の3点です。
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◯ 鍼灸治療の対象
WHO(世界保健機構)で鍼灸の適応疾患として認められたものに以下のようなものが挙げられます。
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◯ 鍼灸治療の流れと回数
当院では、1問診、2全身のバランス調整、3局所の治療、4もう一度全身のバランス調整 というおおまかな流れにそって治療をすすめていきます。
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